本コースはスタンフォード大学のd.schoolが提供しているデザイン思考を体験するツールを活用したトレーニングです。このトレーニングではデザイン思考が目指す人間中心主義のデザイン思考(Full Human-Centered Design Thinking)のサイクルを高速で学んで頂きます。
参加者はデザイン思考の5つのプロセスである共感・定義・発想・プロトタイプ・テストの5ステップを参加者が互いに実施するインタビューに基づき、相手のためにどのようにデザイン(課題の解決策やありたい姿のソリューションや仕組みのデザイン)をするかを体験してもらいます。

本トレーニングはHasso Plattner Institute of Design at Stanford University (スタンフォード大学 d.school) のクリエイティブ・コモンズ・ライセンスの一般条項に基づき提供されるトレーニングです。デザイン思考の普及に広く貢献するために無償で提供させて頂いております。

コース概要

スタンフォード大学d.schoolの「ギフトギビングエクスペリエンス」ワークショップでは、参加者は贈り物をする際の深い人間理解に基づいたアプローチを学びます。このコースの目的は、贈る人と受け取る人双方にとって意味のある贈り物の体験をデザインすることです。以下に、ワークショップの具体的な内容と得られる成果を示します。

  1. 共感の構築: 参加者は、インタビュー技術を用いて相手の好み、ニーズ、過去のギフト体験について深く理解することから始めます。この段階では、相手の視点を深く掘り下げ、真のニーズを見つけ出すことが重要です。
  2. 問題の定義: 収集した情報をもとに、デザインの焦点となる具体的な問題点を定義します。このプロセスでは、ギフトギビングの体験をどのように改善できるかについて、明確な視点を持つことが求められます。
  3. アイデアの発想: 問題定義をもとに、クリエイティブな解決策を思いつくためのブレインストーミングセッションを行います。この段階では、参加者は制約を超えた発想を encouragedされ、多様なアイデアを生み出します。
  4. プロトタイピング: 選択したアイデアを実際の物理的なモデルやデジタルプロトタイプに落とし込みます。この手作業により、アイデアが現実の形をとり、検証可能になります。
  5. テストとフィードバック: 作成したプロトタイプを実際にテストし、対象者からのフィードバックを得ます。このフィードバックは、プロトタイプの改善に役立ち、最終的なギフトの体験を洗練させるために使用されます。

ワークショップを通じて、参加者はデザイン思考のプロセスを実践し、人間中心のアプローチを通じて創造性を発揮します。この体験は、参加者に対し、深い洞察に基づくソリューションをデザインする力、チーム内でのコラボレーションスキル、そしてフィードバックを活用してアイデアを磨き上げる方法を教えます。

開催概要

時間:おおよそ2時間を想定しています
費用:無償です。必要な資材と会場(主にA4資料の印刷と付箋)はご準備頂きます。

詳細はお問い合わせページもしくはinfo@j-dta.orgまでメールをお願い致します