デザイン思考と通して生徒に探究力を!

日本デザイン思考協会は、さいたま市教育委員会事務局、独立行政法人教職員支援機構と連携し、さいたま市の全生徒10万人にデザイン思考の展開を進めています。この取り組みを実現するための最初のステップとして、令和6年度より、さいたま市5,000人の教職員に対してデザイン思考の展開を実施しています。

いま、日本の学校では小・中学校で「総合的な学習の時間」、高校で「総合的な探求の時間」を通じて、生徒の未来を切り開く力を高める教育が進められています。これは現在、私たちが過ごしている変動性・不確実性・複雑性・曖昧性のVUCAの時代に、次の世代を担う生徒たちは、曖昧さを超えて本質を見極め、正解がない時代に問い続ける力本質を見極め問いを続ける力が求められているためです。

しかし教育現場ではそのような力を育む授業の設計や実施に苦労している中、デザイン思考のフレームワークは人への共感、課題発見、独創的なアイデアの生成、プロトタイプ作成などの実践スキルを包括しており、「総合的な学習の時間」や「総合的な探求の時間」で求められる能力の獲得と一致しています。

日本デザイン思考協会では、生徒の未来を切り開く力を高める教育の一助として、曖昧さを超えて本質を見極め、正解がない時代に問い続ける力をつけられるよう、自ら問いを立て、考え続けられる人の育成に向けてデザイン思考を活用して、日本の次の100年のために今必要な学びの支援を下記の官民共創フレームワークを元に支援しています。

さいたま市と日本デザイン思考協会の歩み

さいたま市教育委員会事務局とは2023年に市内公立校の生徒に対して実施したデザイン思考ワークショップを接点に、細田教育長(当時)及びさいたま市教育研究所と連携しデザイン思考の教育への展開の実証検証を進めて来ました。

官民連携の取り組み

令和6年度より実施する本プロジェクトは、デザイン思考を教職員へ定着化させることで、さいたま市の生徒に対して探求力・イノベーション力・起業家マインドの育成の推進を図っていきます。本取り組みの推進のためには多様性を担保することが重要であり、民間企業を巻き込んだフレームワーク(下図)を構築することで日本で初の公立教育に根ざした官民連携デザイン思考トレーニング及び展開を実現します。

民間企業の研修費を活用した公平なチャレンジの提供

民間企業が本プログラムを通して教職員と共にデザイン思考を学ぶことにより、世界クラスのデザイン思考方の体得が実現できます。また民間企業の研修参加費用は生徒への未来へ投資することで、全ての生徒に公平なチャレンジの機会を提供します。

2024年度実施日程

開催済み:8月2日・8月8日・9月24日・9月27日・10月4日・10月8日
今後の開催:10月15日・10月25日・10月29日・11月12日・11月19日・11月26日

実施概要

目的:
さいたま市各校から特別推薦と選抜を経た先生が、デザイン思考マスターとしてデザイン思考ワークショップを実施します。デザイン思考マスターの先生が今後多くの教職員に展開するための実践の場としてのワークショップになります。このワークショップには、さいたま市内の小学校、中学校、高校の先生方、将来、先生を目指している大学生、そして、この取り組みに共感し、また共にデザイン思考を学ぼうという有志民間企業の方々等、多様な方々が参加します。
アジェンダ概要:
1.デザイン思考の概要
2.人を起点にニーズを探るデザインリサーチ(共感)
3.ニーズを言語化して、正しい問いを立てる(課題定義)
4.立てた問いを元に自由に発想する(創造)
5.アイデアをプロトタイプする(プロトタイピング)
6.プロトタイプの発表とシェア(テスト)
7.官民交流会(After Party – 熱量上げる変革のEco-System作り)
時間と場所:
時間:各回とも8:45-16:45 + After Happy Hour(Optional)
場所:さいたま市教育研究所(さいたま市浦和駅から徒歩15分) https://maps.app.goo.gl/cpCBL8T1deFYzXs4A
参加資格:
本取り組みに共感していただける民間企業従業員、大学生等、多様な方々にご参加頂けます。
参加費:
最大10,000円/人で任意でお願いしております。頂いた参加費はアントレプレナーコンテストの優勝賞金に充当します。
※学生の参加費用は無料です。

本取り組みに共に参加して頂ける民間企業・団体・学生を募集しております。

このユニークで革新的な取り組みに参加頂ける民間企業・団体・学生を募集しております。
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